使用している水道に水漏れが発生した場合には、適切な方法で修理をすることが必要になります。不具合が見つかり次第、早急な処置が必要です。水漏れの修理は不具合が発生した原因に基づき、適切な対処方法が必要になります。ここではその中でも代表的な方法を6つ紹介します。
止水栓をしめる方法とナットをしめる方法
水漏れが発生した場合に簡単に修理ができる方法としてまずあげられるのが、水道の止水栓や元栓をしめなおすことです。止水栓が緩んでいると、そこから水が漏れている可能性があるので、しっかりと栓をしめなおして、漏れを止める必要があります。止水栓にはドライバーを使用して回すことができるものと、バルブなどを回してしめるものの二種類があります。いずれのものにも共通するのは、しめる場合には時計回りに回すことが必要になります。水漏れの修理方法としてはナットなどの水道管の接続部分を調整する方法も考えられます。これはナットなどの接続部分が緩んでいると、そこから水漏れが生じる可能性もあるからです。地震などで緩むケースもあるので、しっかりと確認が必要です。
水量の調節や配水管の掃除による修理
水漏れの修理方法として3番目に考えられるのが、水道から出る水の水量を調整する方法です。水の量が多すぎるとそれが漏れの原因になることもあるので、止水栓を調整して適正な量が流れるようにします。一度止水栓を右方向に強めに締めなおしてから、水が適量流れるように左方向に回してゆるめながら、調整を行います。水漏れの修理方法としては配水管の内部をきれいに掃除する方法もあります。配水管の中にごみなどがたまっているために、そこの部分だけ水の通りが悪くなってしまい、そこから水漏れが発生している可能性もあるからです。パイプを簡単に外せるタイプのものならば、漏れが発生している部分のパイプを取り除いて、中をきれいに掃除することで修理できることがあります。
パッキンの交換や、蛇口などの交換
水漏れを直すための手段としてはパッキンを交換する方法もあります。水道の蛇口には金属の結合部分に生じるすきまを埋めるためにゴム製のパッキンが使われていますが、ゴム製のために時間が経つと劣化しています。劣化したパッキンをそのまま使用しているとそこから水漏れが生じる可能性があるので、パッキンを新しいものに変える必要があります。水漏れの修理の方法として最後に紹介できるのが蛇口やパイプなどを丸ごと交換する方法です。長い間使用している水道は時間の経過によって何らかの不具合が発生している場合が多く、応急処理で直せない場合には、部品ごと別なものに取り替える修理が必要になります。10年以上使用している古い水道ではこのような方法が必要になるケースが多いです。
水漏れを直すための6つの修理方法まとめ
このように水漏れが発生した場合には、その原因に応じた適切な処置をすることが必要になります。漏れをそのまま放置しておくと、水道代などもかかってしまうので、非常に不経済です。見つけたら速やかに処置をする必要があります。止水栓や元栓を回すだけで直せる不具合ならば、簡単な道具を使用して調整できます。また蛇口などのゴムパッキンが劣化している場合なども、ホームセンターなどに行けばゴムパッキンを購入できるので、自分でも簡単に直すことができます。ですが蛇口やパイプなどが壊れている場合には、それを直すためには専門的な知識が必要になる場合があります。特に部品を交換しなければいけない場合などは、自分の力だけでは難しい場合もあります。そのような場合には専門の水道工事業者に依頼することで、簡単に部品を交換してもらうことができます。プロの工事業者に依頼すれば安全に水漏れを修理してもらうことで、確実に直したい人にも最適な方法です。